模型を作るのが趣味の人は、様々なタイプの模型を作ります。
戦車、戦闘機、艦船などのミリタリー模型のほかにも、カーモデルや鉄道模型、アニメに登場するロボットまで、様々なタイプです。
一言で模型が趣味といっても、このように作る模型のタイプにはいろいろとありますが、これらに共通して必要になるものがあります。
それはジオラマです。
ジオラマは、模型を作ったら必ず必要になるものではありません。
しかし、模型を飾るときにジオラマと一緒に飾れば、これほどカッコいいものはないでしょう。
ですが、作った模型と一緒に飾るためには、広いスペースが必要です。
多くの人にとっては、一緒に飾るだけのスペースを用意することができないので、ジオラマに作った模型を飾ることは、模型を趣味にしている人にとっては、一つの夢といっても良いのです。
模型作りが趣味の人のなかには、このジオラマを作るのを専門としている人もいます。
ジオラマ作りの魅力は、なんといっても、ひとつの世界を自分の手で作り上げられるところにあります。
地形をデザインして、土台に色を塗って一つひとつ樹木を植え人や建物を配置する作業は、まるでこの世界の神になった気分にさえさせてくれます。
ジオラマを思い通りに完成させることができると、達成感を感じることができるでしょう。
一度でもこの達成感を味わってしまっては、ジオラマ作りの魅力にとりつかれ、趣味として作り続けるようになってしまいます。
初心者向けもたくさんあるジオラマキット
ジオラマに興味を持っても、何を揃えて、どのように始めようか迷ってしまう方はたくさんいます。道具やキットには、初心者向けの扱いやすいものもあるので、最初は使い方を覚えながら徐々にアイテムを揃えていくと良いでしょう。
初心者にはドライバーやカッター、ニッパーなどジオラマ作りに必要な基本の道具が揃ったセットが便利です。
ジオラマの作成では小さく細かいパーツを幾つも扱う場面がありますが、そういった場面でも使いやすいように角度や先端が工夫されています。
セット用品は持ち運びのしやすいという利点もあります。
慣れてきたらランクの高いアイテムを選びましょう。
筆や接着剤もジオラマ作りに必須です。
初心者や手軽に楽しみたい人は、塗装済みのキットを購入すると簡単に完成させることができます。
ジオラマでは鉄道が人気のジャンルです。
工作が得意でなくても、解説書を読み進めながら簡単な作業のみで作ることができます。
DVDが付属しているセットもあり、分からない部分は映像を参考にしながら作り込んでいけます。同じジャンルのジオラマでも、セット内容が異なるので、見比べながら購入するのが大切です。
最近はシリーズ作品も人気で、毎週キットを買い集めることで手軽にコレクションが可能です。
オリジナリティの高い本格派のセットも多く、比較的安価で購入できるため、これらも初心者向けと言えます。
毎週買い揃えることで、最後に素敵なジオラマを完成させられるタイプもあります。
ジオラマのイメージの作り方
ジオラマの作り方は、ジオラマ製作で最も重要なジオラマの完成イメージです。
ジオラマをあらかじめイメージしておくことで、ジオラマが完成したときにより美しく仕上がることができます。
ここで大切なポイントは、完成時のジオラマ全体のサイズや縮尺を決めていくことです。ジオラマのイメージの作り方を紹介します。
用意するものは紙とペンです。
作り方は、まず自分が思い描いているイメージを紙に書いていきましょう。
紙に書いていく時には、この段階では詳細なことまで考えずに簡単にスケッチすることが大切です。
自分の思い描くイメージが固まってきたらサイズを決めていきましょう。
この時完成した時にディスプレイとして飾りたい場合には、設置場所のことを考える必要があります。
車やバイク、人間、建物を設置する場合、初めての方は既製品のものからちょうど良いものをえらぶと良いでしょう。
既製品を選ぶ際には縮尺に合わせてアイテムを全部揃うことができるのかも考えなければいけません。
しかし遠近法を出したい場合には、大きさを決める必要がありません。
次に立体的な構想ではなく、平面的な配置図を書いていきましょう。
たとえば海や川のある場合には海はどの位置にするのか、川はどこへ入れるのかを考えていきます。配置図を書いていく時に大切なポイントは、基礎となる寸法や縮尺があっているのかを確認していくことです。
配置図を考えたらいよいよジオラマ作りへととりかかります。