模型を作る場合、プラモデルなどを買ってきてそれ単体のみを作る場合と、そのプラモデルを使って情景をも再現する楽しみ方とがあります。
後者のことをジオラマ製作と呼び、ストーリーやドラマ性を表現できる楽しみ方として人気です。
模型を使ってジオラマを作るときには、まずはどのような情景を再現するかイメージを描くことから始めます。
イメージは紙などに絵として描き起こし、ストーリーを盛り込むようにするとリアリティを表現できます。
様々なアングルから見られても良いように検討しておくことも重要です。
作りたいシーンが決まったなら、次に主役となる模型の制作に移ります。
普段と同じように制作して構わないのですが、ジオラマの場合には可動箇所を固定するなどしておくと表現に幅が出ます。
さらに実際に使われている表現を施すためにジオラマでは、ウェザリングという手法も欠かせません。
泥や沼地を表現するのであれば土汚れを多めに施したり、長年使い込まれた様子を表現するのであればサビや塗装のハゲを施すようにします。
このウェザリングにリアル感があるかどうかでジオラマの現実感が決まってくるので、実物の汚れ方などを参考に行います。
ジオラマで表現する情景は、シーンの応じて適切な素材を使います。
平地や丘などは紙粘土で形を作り、シーナリーパウダーなどで草を表現していきます。
空港やアスファルトの場合にはプラスチックの板などを敷き詰め、塗装や紙ヤスリなどで舗装面を表現するとリアル感が出てきます。