戦車やロボットなど戦争に使われるものでジオラマを作る場合、ジャングルのシーンを作るとよりリアリティが表現できます。
というのもジャングルは泥や土で汚れやすく、その状況をウェザリングで模型に施すと現実感あふれるものに仕上がるからです。
また密林やつたといった独特の植物も、ジオラマを通して現実感を表現するのに欠かせない要素です。
整備状況などを表現するのに比べると初心者でも取り組みやすい情景ですので、模型を制作するなら一度は取り組んでみましょう。
ジャングルのジオラマを作るのであれば、まずは模型とそれが活躍しているシーンをイラスト等に描き起こしておきます。
それを元にポーズなどを決め、必要な素材を買い揃えるようにします。
ジャングルをジオラマで作るために必要な素材としては、紙粘土がまずあげられます。
これはおおまかな地形を作るために用いられ、手芸店などで500円程度で購入できます。
これを展示台の上に盛り上げ、描き起こしたイラストに近づけるように地形を作っていきます。
ジャングル特有の密林をジオラマで表現するには、針金や木材などで木の形を作り、そこに紙粘土を薄く盛りつけて樹肌を作ります。
樹肌の荒れた感じは歯ブラシや割り箸を尖らせたもので表現し、密林らしくなるよう複数量産します。
木に付いている葉は、市販のグリーンパウダーや野菜のパセリを乾燥させたものを使い、木工用ボンドを水で薄めたものを塗った上からふりかけます。
最後に模型をセットしたなら、制作したジオラマに馴染むようにウェザリングを施します。
使われている色が異なると浮いた感じになってしまうので、地形を塗装するのに使った色を汚し塗装にも使うとよいでしょう。